2017年のバーゼルワールド(世界最大の時計見本市)の最大の特長は価格の適正化でした。
リーマンショックから立ち直るとスイスは毎年世界の景気の動向を無視して1〜2割の値上げを続けてきました。
その影響でスイス機械式時計の売り上げは低迷してきましたが価格を元に戻しつつあります。
さらに奇抜なデザインから過去にスイス時計が最も華やかな時代の流行に左右されないデザインを復刻した時計が数年来人気を博しています。
この時計は上記の価格、デザインを忠実に守ると共にサイズも35mmで当時の大きさに戻し、10.6mmの厚さを感じさせない様にベゼルに段差(ステップドベゼル)をつけ、サファイアガラスにもカーブを付け、スイス時計全盛期が蘇りました。
さらにシェル文字板を採用する等最近の技術進歩も取り入れ豪華さを兼ね備えながらコストパフォーマンスが非常に優れた画期的な時計に仕上がりました。