ザ・シチズン 四季借景
Iconic Nature Collection
太安堂本店を感動させた高級時計が発売となります。
4色中2色が2022年3月4日発売のザ・シチズン『四季借景』です。
借景という日本庭園における造園技法で「庭園の構成に背景景観を取り入れる」そうです。
今回、ザ・シチズンの新作はケースを借景窓に見立て、切り取った四季の情景をイメージした4種類の時計を発表しました。
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ザ・シチズンはクォーツ部門で日本製腕時計がついに世界の頂点に立った記念すべき存在です。
腕時計を含む全ての機械式時計ではスイス、アメリカ、ドイツ、イギリスなどに比べて劣っていた日本の時計が電子と機械を合体させる事により、欧米では真似の出来ない夢に描いた様な年差5秒を実現させたのです。
さらにライバル会社では出来ない2100年までの永久カレンダー、数年での電池交換の必要が無いソーラー充電と日本、スイスの他社をはるかに超える時計に日本の伝統工芸品である土佐和紙を文字板に取り入れる事に成功しました。
ザ・シチズン 使用体験レポート1-9でもお伝えしましたが、
ザ・シチズン25周年記念時計『砂子蒔き』の金箔入り土佐和紙文字板 金色チタンケースAQ4042-01Pで和紙に興味を持った店主栗崎賢一が2021年9月に土佐和紙の生産地にある『いの町 紙の博物館を訪れましたが月曜日で休館の為見学出来ませんでしたが、ザ・シチズン 四季借景シリーズの発売もありましたので再度訪問しました。
和紙の原料となる楮(こうぞ)、みつまた、木材等が豊富な山々と綺麗な水流で汚れをとるなど11回の工程を必要とし、わずか22gの和紙を作るのに原料となる楮(こうぞ)等の木材を5500g必要という説明文を読み和紙の素晴らしさに感動してきました。
古くから室内に光を取り込む障子などに用いられてきた和紙は、光発電エコ・ドライブの文字板に適した素材です。
あたかも借景窓から切り取ったような四季の情景を表現した和紙文字板が特長です。
時計を見てから取り扱いを検討しようと考えていましたが、タイミングを合わせたシチズン時計の来店もあり趣向を凝らして4種類のザ・シチズンを発注しました。
技術のシチズンを標榜していますが宣伝が上手ではない為、常に日本第一の時計メーカーでありながら知名度では劣っていますが、クォーツでは世界一のシチズンの販売に力を入れております。
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シチズンのチタンケースは『人が毎日着ける時計にふさわしい素材』を追求したシチズンが1970年、腕時計のケースの素材に採用する事に世界で初めて成功しました。
チタンは時計ケースの素材として良く採用されるステンレスケースと比べると
・5倍以上の硬度
・重さは60%
・さびない
・金属アレルギーを起こしにくい
と、時計ケースとして完成度が高くなっています。
ただし、本来チタンは柔らかく加工が難しく扱いにくいマイナス点を持っていました。
しかし、チタンのプレス、切削、研磨等『技術のシチズン』をキャッチフレーズにしているシチズンだからこそ成せた業です。
30年前に見学したスイスの高額時計メーカーもチタンケースは日本で作っていると話していました。
又、太安堂本店は以前メガネを扱っていましたが、世界一といわれるドイツのR社もチタンフレームは日本で製造していると言っていました。
『いの町 紙の博物館』を訪れたザ・シチズン使用体験レポート1-12のページも御覧下さい。
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