ユニバーサルはマイクロローターを使用した超薄型自動巻の最高傑作として有名でしたが1970年頃にスケルトンは存在しませんでした。
ところが1993年のバーゼルワールドで休眠状態だったユニバーサルが突然復活し、スケルトン仕様のマイクロローターが展示されていました。
当店では10本程直輸入をしましたがその後量産されること無く消滅した幻の時計です。
スケルトン構造は通常のムーブメントを軸受け部分を除いて切り抜く為、非常に難しく、スイス機械時計の全盛期の1930〜70年代前半にも存在はしなかったと思われます。
1990年代になると工作機械の進歩によりスケルトン化が可能になりました。
現在では、自社ムーブメントを使ってレビュートーメンが、ETA・セリタを使ってエポスが製造しています。
生産終了となりましたがローマーがETAを使って製造していました。