セイコー

セイコー5スポーツ SKX 42.5mm

(セイコーファイブスポーツ SKXスポーツ)

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SKXのファーストモデルのデザインです。

42.5mmなので当店では大きい時計ですがこのサイズを好まれる方にお勧めです。

同じ濃紺文字板は御座いませんが38mmのSKXシリーズを取り揃えています。

水中での衝撃から時計を守るダイバーズウォッチ必需装置のリューズガード付きにもかかわらず、洗練されたデザイン、100mの防水に耐え、手巻、自動巻、秒針停止装置を備え大幅にグレードアップ、ダブルロック式メタルバンド付と世界的にも類の無い時計が誕生しました。

アンティーク時計コレクターの方にも水や耐久性を気にせず日常使いできる時計としてお勧めします。

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この時計のルーツは1979年に誕生したリファレンス(品番)PYH011とPYH013(共に35,000円)です。

冒頭でも述べたダイバーズウォッチに必要なリューズガード付の洗練されたケースはそのまま継続されましたがムーブメントは自動巻を廃止し、世界をリードしていた高トルクの75系に切り替えました。

このクォーツダイバーはムーブメントの変更こそありましたが非の打ち所の無い完璧なケースを使用し、1998年までのカタログにも掲載される程のロングセラーとなりました。

1998年頃、電池が入手しにくい国々からの要望もあり、機械式のキャリバー70系を再び製造開始しました。

海外で製造したキャリバー7S系(1998年から製造開始)を最高傑作のケースと信じられない低価格でSKXのリファレンスナンバー(品番)をつけ日本以外のアメリカを中心とする世界中で販売を開始しました。

日本ではまったく紹介されず、カタログに載っていないSKXシリーズは海外では大量に販売されていました。

日本でも有名になると並行輸入業者経由で国内でも数多く販売される様になりました。

セイコー社によると2019年日本のセイコーの若手社員からの要望もあり、記事冒頭でも述べた通り手巻機能とハック機能を追加し、大幅にグレードアップした日本製の4R系を採用しました。

200m防水、ネジ込みリューズを採用してしまうと10万円を遥かに超える他のダイバーズウォッチの売り上げに影響してしまう為、ネジ込みリューズを廃止し、100m防水とし、名称もダイバーから『5スポーツSKX』としました。

横須賀はアメリカ軍の基地があり、アメリカの軍人さん達が来店してくれます。

彼らの中にはダイバーから防水性能を下げ『5スポーツSKX』になったのを残念だという人もいますが、SKXダイバーはネジ込みリューズが壊れた時はチューブ交換が出来ずにケース一式交換となり時計の価格以上の修理代がかかります。

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SKXとは、1998年頃から海外で製造され日本以外の全世界で販売されたセイコー自動巻ダイバーウォッチの品番です。

SKX007とアルファベット3文字と数字3文字でSKXに特に意味はありません。

SKX007、SKX009、SKX013等のダイバーウォッチは当店がセイコー製品で最高傑作と評価している防水ケースと信じられない程の安価で世界中で人気があり、おそらく販売個数はNo.1だと思われます。

日本では販売されていませんでしたが、時計コレクターの人々に知れ渡っていました。

2019年から日本のセイコーも製造を開始し、2023年からカタログに掲載する様になりました。

セイコーの他のダイバーウォッチとの差別化で100m防水の5スポーツの名称になりましたがあえて世界中で有名な『SKX』を品番から商品名に格上げしてアピールする事になりました。

キャリバー4R36

自動巻(手巻機能付)

秒針停止装置付

日・曜日付

10気圧防水

ハードレックス

回転ベゼル付(経過時間を計れます)

メタルバンド付

直径42.5mm

厚さ13.4mm

.リファレンスSBSA001

濃紺文字板

¥42,900(税込)

画像をクリックしますと別ウインドウで大きい画像が御覧になれます

SBSA001 セイコーファイブスポーツ SKXスポーツ
SBSA001 セイコーファイブスポーツ SKXスポーツ
SBSA001 セイコーファイブスポーツ SKXスポーツ
SBSA001 セイコーファイブスポーツ SKXスポーツ
SBSA001 セイコーファイブスポーツ SKXスポーツ
SBSA001 セイコーファイブスポーツ SKXスポーツ
SBSA001 セイコーファイブスポーツ SKXスポーツ
SBSA001 セイコーファイブスポーツ SKXスポーツ
SBSA001 セイコーファイブスポーツ SKXスポーツ
SBSA001 セイコーファイブスポーツ SKXスポーツ
SBSA001 セイコーファイブスポーツ SKXスポーツ
SBSA001 セイコーファイブスポーツ SKXスポーツ
SBSA001 セイコーファイブスポーツ SKXスポーツ
SBSA001 セイコーファイブスポーツ SKXスポーツ
回転ベゼルの使用例

回転ベゼルを利用して経過時間を知る事が出来ます。

ここではコインパーキングでの経過時間を計る方法を説明します.。

1.車をコインパーキングに入れた時、回転ベゼルの三角マークを長針に合わせます。

2.長針の位置で何分駐車したかがわかります。

59分までの計測
SBSA001 セイコーファイブスポーツ SKXスポーツ

10時10分、コインパーキングに駐車したので回転ベゼルの三角マークを長針の位置に合わせます

SBSA001 セイコーファイブスポーツ SKXスポーツ

回転ベゼルを見ると35分から3分進んでいる事から駐車から38分が経過しているとわかります

12時間までの計測
SBSA001 セイコーファイブスポーツ SKXスポーツ

1時間以上の場合は回転ベゼルの三角を短剣に合わせます。

短剣の動きで考えると文字板の1目盛りは12分なのでおよそ10時数分スタートです。

SBSA001 セイコーファイブスポーツ SKXスポーツ

短剣の回転ベゼルの指す位置を見ると4時間と文字板で2目盛り辺りなので4時間20分ほど経過しているのが判ります。

他にも待ち合わせ時間に回転ベゼルを合わせておく等、色々な使い方が考えられます。

太安堂本店がSEIKOの最高傑作と評価する5スポーツSKXのルーツを紹介したいと思います。

庶民派のSEIKO史に残る貴重な時計をお客様からお借りして撮影しましたのでご興味のある方はご覧になって下さい。

今回新発売の5スポーツSKX38mmのルーツとなる1982年頃に発売された品番PYH018、ダイバー、38mm、厚さ10.6mm、150m防水、キャリバー6458のクォーツです。(TEさん所有)

42.5mmのPYH011、PYH018、キャリバー7548は1979年頃発売

セイコーファイブスポーツSKX セイコーファイブスポーツSKX

セイコーファイブスポーツSKX セイコーファイブスポーツSKX

セイコーファイブスポーツSKX

セイコーファイブスポーツSKX セイコーファイブスポーツSKX

セイコーファイブスポーツSKX セイコーファイブスポーツSKX

セイコーPYH011 PYH018

1979年のセイコーウォッチカタログより転載

1998〜2019年、日本で生産終了になっていた70系のムーブメントを海外で生産し、キャリバー7S26に改番した自動巻きダイバー 品番SKX009(写真左) 42.5mmが日本以外の海外で販売されました。

デザイン、機能、耐久に優れ、しかも50ドルの低価格のSKXシリーズは全世界で絶賛され、2019年までの20年間、SEIKO製品として最も数多く生産された大ヒット商品になりました。

このSKX009は海外生産の並行輸入品にも関わらず日本のセイコーの保証書がついて販売した貴重なダイバーです。(SAさん所有)

セイコーファイブスポーツSKX

セイコー

服部時計店の時計製造工場と精工舎(セイコー)は1892年に設立され、掛時計の製造を始め1913年から腕時計の製造を開始しました。

スイスと比較して歴史が浅い為、当初から規模の大きな工場を持ち自社一貫生産(マニファクチュール)としてスタートしました。

私見ですが実力のシチズン、人気のセイコーとしてスイス時計より下の普及品の価格で世界的規模の会社に成長しました。

1969年に暮れに急遽、世界初のクオーツ式腕時計を発売しました

機械式時計の100倍の精度を誇るクオーツ式腕時計の登場により小型化と精度の追求と耐久性において絶頂期にあったスイス時計は壊滅的な打撃を受けました。

ゼンマイと異なり少ないトルクで稼動するクオーツでは地板の耐久性も必要ない為、スイス製より遅れていた日本製が優秀な電子部品と共にクオーツ時計の頂点に躍り出たのです。

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正規輸入品はメーカー修理の際に、料金が大幅割引のメリットがあります。

当店でお買い上げいただいた時計の修理料金は正規品のメーカー修理よりもさらにお得です。

機械式時計は3年毎にオーバーホール(分解掃除)が必要です。

その際、高額な修理代が必要となり、驚かれる方が増えています。.

腕時計は修理を自店で行う時計店でお求めになることがベストです。

神奈川県 横須賀市 東逸見町1-1 太安堂本店  046-822-1200(代)

時計・メガネ・宝石 太安堂本店

神奈川県 横須賀市 東逸見町1-1JR横須賀駅前

営業時間:10:00〜19:00

 月曜・火曜定休

 TEL:(046)822-1200(代)