角型ムーブメントながらゼンマイの強いトルクを必要とするムーンフェイズ付きを製造可能な時計メーカーはルクルト以外には存在しませんでした。
小さな角型のムーブメントで月・日・曜日・月齢を作動させることは非常に難しく、弱いゼンマイのトルクで精度を上げることが出来ました。
1970年代以前のルクルトだからこそ可能になったといえます。
日本では2000年頃までは無名であったルクルトでしたがスイス時計の最大の消費国アメリカでは大人気で、この時計もケースはアメリカで製造されました。
ケースをアメリカで製造することにより税金が大幅に安くなったからです。
角型で複雑な時計はルクルトの独壇場でした。
カレンダーの合わせ方はリューズを引き針回しで時間と曜日を合わせます。
ケース側面の2時位置のボタンで月(暦)、8時位置のボタンで月齢、10時位置のボタンで日付を調整します。
太安堂本店 TEL 046-822-1200
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