愛称名のジュネーブはクロノメーター規格に合格したコンステレーションより安い価格で販売されていました。
1950年代はコンステレーションとそれ以外の時計はベースとなるキャリバーは同じですが、石数や緩急針微調整装置の有無で区別していました。
価格により2種類のキャリバーを製造する事はコストの上昇を招く事になり、1960年代になるとジュネーブも24石で緩急針微調整装置も付き、コンステレーションと同様のキャリバーになりました。
コンステレーションとの差はクロノメーターの認定を受けているか、ケースをオメガ独自の凝ったものにするかだけです。
ジュネーブは逆にシンプルで直径も小さく太安堂本店好みの時計になりました。
機械式時計の名品(淡交社 刊)P45参照
腕時計 キャリバー名作選(学研 刊)P20参照